Artist: Paul Cherry Title: Pure Grooves Vol. 1 Label: Born Losers Fomat: LP KATE BOLLINGERをフィーチャーした12インチも素晴らしかったシカゴDIYシーンの重要重要人物、PAUL CHERRYが待望のフル・アルバムをDANTE ELEPHANTEでお馴染みのBorn Losersからリリース。 爽やかなヨットロックのメロディ、ジャジーな華やかさ、ソロ時代のポール・マッカートニーのエキセントリックさを融合させたブリージンでメロウネスに満ちた世界観は本作でも健在。これぞPAUL CHERRYと言える洗練度MAXのジャズ・ファンク"OUR NIGHT"をはじめ、"DON'T YOU WISH"などなど、極上の内容です。

Artist: Marcos Valle & Azymuth Title: Fly Cruzeiro Label: Tidal Waves Music Fomat: LP マルコス・ヴァーリ&アジムスの面々が Brazil By Music 名義で航空会社クルゼイロのために1972年に制作したプロモーション用LP『Fly Cruzeiro』がリイシュー。 時代によってスタイルを変化させつつも名作を発表し続けてきたブラジル随一のポップ・マエストロ、マルコス・ヴァーリ。ブラジリアン・フュージョン/レアグルーヴの代名詞であり数々の革命的なインスト・アルバムをリリースしてきた稀代のトリオ、アジムス。 本作はクルゼイロ航空の顧客向けだけに配られたというこのプロモLPだが、実は演奏をマルコス・ヴァーリ、そしてアジムスが担当している。 マルコスの父は航空会社のマネージャー、兄であり作詞家でもあったパウロ・セルジオ・ヴァーリはパイロットということもあり、かねてから縁の深かったマルコスにこの作品の録音を依頼したのだとか。 そんな経緯はさておき、スペーシーでサイケデリックなベルトラミのシンセ、サンバをベースにしつつもそれをフュージョン・サウンドへと落とし込んだアレックス&ママォンのリズム・セクション、そして稀代のポップメーカー、マルコス・ヴァーリのソングライティングが融合した本作のリリースは1972年。 あの名盤『Previsão Do Tempo』が 1973年だから、本作はプレヴィザォン~のプロトタイプにあたる作品として位置づけすることもできるだろう。プロモ用LPということもありラウンジ・ミュージック的要素も強いが、それもまたニューエイジ~ヴェイパーウェイブ以降の空気にぴったり! まさに今聴きたかったアジムス&マルコス・サウンドです。

Artist: Iogi Title: We Can Be Friends Label: RAW TAPES RECORDS Fomat: LP イスラエルの第二の都市テルアビブを拠点とするミュージシャン/プロデューサー、IOGI(ヨギ)待望の2023年作。 極上のマッカートニー系譜のメロディセンスが溢れまくっている本作。ソフト&スムースな歌声や音数少な目で優しくマイルドなサウンドが素晴らしいです。 ベニー・シングスやマック・デマルコ好きの方はきっと気に入るはず。

Artist: El Khat Title: Saadia Jefferson Label: BATOV Fomat: LP 新たな中近東グルーヴを紹介するロンドンを拠点としたレーベルBATOVからのリリース。 ジャンクなマイクやスピーカーであふれたテル・アヴィヴの裏通りで録音したという本作。イエメンのアラビア語、そして木片や釘、ネジ、6本の弦などで構成されるバンジョー・ベースのような音を奏でる手作り楽器「Kearat」や、鍋、壊れた棚、ロープで作られたチェロのような弓で演奏される「Pancello」といった DIY な楽器が奏でる、ローファイでありながらどこか野卑な素朴さにも満ちた音色がじわじわと熱を帯びていく先行シングルを含んだ内容は、ジャイルス・ピーターソンも絶賛。

Artist: Jake Ferguson Title: Emotions Run Dry Label: The Madlib Invazion Music Library Series Fomat: LP MADLIBが立ち上げた新レーベルのライブラリー・ミュージック・シリーズ第2弾!! 第1弾のJJ WHITEFIELDに続く第2弾では、現行ジャズファンクバンド"HELIOCENTRICS"のベーシストであるJAKE FERGUSONが担当。 レアグルーヴからエチオピア・ファンクまで取り入れる音楽性の幅広さを持つ"HELIOCENTRICS"のメンバーだけあり、今作でも様々なジャンルからの影響が垣間見える。 レコード・コレクターやDJには勿論、ビートメイカーにまで大推薦な、まさに"使える"1枚!

Artist: edbl Title: At Pizzaexpress Live Label: PX Records Fomat: LP 日本でも人気・知名度が急上昇中の新進気鋭のプロデューサー/トラックメイカー、edbl（エド・ブラック）が今回ロンドンの名門ジャズクラブ"PIZZA EXPRESS"が運営するレーベル"PX RECORDS"のライブアルバムシリーズの第4弾として登場。 edblがこれまで影響を受けてきた、ネオソウル、R&B、クラブジャズ、ヒップホップなどを見事に昇華した名演。トラックメイキングのスキルに注目されがちだが、このライヴ盤を聴けば演奏力・表現力の高さに驚きます。 予備知識抜きにして、夜を楽しめる最高にセクシーでグルーヴィーな一枚。

Artist: Milton Davis Title: Let Me In Label: Albina Music Trust Fomat: LP ・試聴 https://miltondavis.bandcamp.com/album/let-me-in 9人組ディスコ・ファンク・バンド"SLICKAPHONIC"のフロントマンを務めていたミルトン・デイヴィスの発掘音源。 地元屈指のバンドミュージシャンが集結して作り上げた究極のモダンソウル/ディスコ。これがお蔵入り音源？と疑いたくなるようなハイクオリティな楽曲揃い。 文化的にも地理的にも都市部と隔たりのあった当時のポートランドの音楽シーンを垣間見ることができる貴重な作品であり、爽やかで軽快なジャズファンク・サウンドに心が洗われる。

Artist: Silky Steps Title: Universal Language Label: Funk Embassy Fomat: LP ナイル・ロジャースにより発掘されたエストニアの首都ペルナウ出身の5人組バンド"SILKY STEPS"のデビューアルバム。 首都ペルナウ出身の5人組バンド"SILKY STEPS"は、ネオソウル、ニューディスコ、ポップファンクを独自にミックスし、プリンスやディアンジェロの影響も感じられる。 ただの過去の音楽の焼き直しではなく、彼らのセンスにより新しい音楽が創り出されており、今後一層の活躍が期待されるグループと言える。

Artist: (A)Orville Woods (B)Roy Panton Title: (A)I'm Alone (B)Endless Memory Label: Common Ground Fomat: LP ・試聴 https://commongroundinternational.bandcamp.com/album/im-alone-endless-memory 69年Broncoレーベルからリリースされたロックステディ最高峰の鬼レア盤が7インチ再発。 Boris Gardinerの甘い声、ソウルフルな女性コーラス、切なさを感じるメロディが極上の1曲を作り上げる。 B面の「Endless Memory」も軽やかさを感じる夏の夜に似合いそうな1曲。 2011年にRock A Shackaより再発された再発盤も既にプレミア化しています。マストバイ！

Artist: Fr. Richard Holung And Friends Title: (A)Unless The Lord Builds The House (B)Man Never Never Label: Common Ground Fomat: LP B面の「Man Never Never」推し！　※動画の1:00辺りから 哀愁漂うメロディに目を瞑りながら踊りたくなるような雰囲気のある曲です。 Father Richard Ho Lungが手掛けたカリビアン・ソウルな激レアなルーツ。 76年にリリースされた本作は、メロウなピアノがルーツのリズムに溶け込むレゲエとしては異色の作品。B面の「Man Never Never」はアルバムFather Richard Ho Lung & Friends『Brother Soul』からのシングル・カット。限定プレス。

Artist: Giovanni Di Domenico Title: Succo Di Formiche Label: Unseen Worlds Fomat: LP ベルギーのピアニスト/コンポーザーのGiovanni Di Domenicoのニューアルバム。 坂田明、秋山徹次、Jim O'Rourkeともコラボレーションを重ねており、注目の集まるアーティストである。 1楽章の組曲を可能な限り短時間で作り上げることを目指し、作曲・録音されたというアルバムで、音楽を創作することの喜びと、精神の奥底から湧いてくるインスピレーションに重きを置いていると語る。 美しいサウンドの身を任せ、どこまでも流れていってしまいそうになるほど心地良さを感じる。ジャズ、アンビエント、ミニマルの要素に音響の効果を加えた美しいサウンドスケープ。

Artist: Don't DJ Title: Album Sampler Label: Berceuse Heroique Fomat: 12" 試聴: https://berceuseheroique.bandcamp.com/album/bh-068-dont-dj-album-sampler Don't DJによる最新作『Album Sampler』がアナログで登場。 12inchという形式ではあるが、両面共に10分を越える楽曲となり、マーティン・デニーやレス・バクスターのエキゾチカを加えた最高のレフトフィールド系トライバリズム。アイルランドに古代から伝わるボドランの生演奏により、ディープでクレイジーな世界へと引きずり込まれていく。

Artist: Nicholas Krgovich Title: Ducks Label: Orindal Records Fomat: LP カナダのポップジーニアス、ニコラス・クルゴヴィッチの最新作『ダックス』がリリース。 何とも温かく、寂しささえも感じる彼が作り出す音楽では、彼自身の孤独から得た豊かな経験、そして最もありふれた瞬間に存在する多くの静かな啓示を探求している。 シンプルな音遣いなローファイサウンドを通して、ジャズやアンビエントを通過した予期せぬハーモニーの変化が聴く者をどんどんと引き込んでいく。 規則的で日常的な中にも小さな発見が繰り返され、それが人の一生なのだということを無言で喚起しているようにも感じられる。 浅くも深くも聴くことができる、とても興味深いアルバムである。

Artist: Androo Title: Club Salon Theatre Label: Music From Memory Fomat: LP スイスを拠点に活動するアーティストAndroo。 以前にSecond Circleからリリースしていたが、今回はMusic From Memoryからのリリース。 2021年から2022年の初めにかけてレコーディングされたこのアルバムは、音のコラージュとしての可能性を追求しており、音楽と芸術の多様な断片のつながりを描きたいというアンドルーの願望から生まれた作品である。 ジョン・コルトレーンやアリス・コルトレーン、ファロア・サンダースのようなモーダル・ミュージックを愛し続けてきたアンドルーは、インプロビゼーションを自身の活動の中心に据えてきた。 想像上に描かれたシーン、エモーショナルなメロディー、飛び交うリズム、ハーモニーの変化など、豊かな音のパッチワークで紡いだ世界が広がる。

Artist: Eiafuawn Title: Birds In The Ground Label: Numero Fomat: LP スロウコアの基礎を築いたバンド、DUSTER。そのDUSTERの頭脳とも言えるCLAY PARTONは2006年に『BIRDS IN THE GROUND』を発表した。 CLAY PARTONは、4トラックの宅録レコーダーを回転させながら数年かけて本作をコツコツと制作。DUSTERマナーのメランコリなコード感、気怠さを感じるボーカルは本作でも健在。 全てCLAY PARTON自身の演奏によるものであり、レコーディングも自身でおこなっているため、バンド以上にローファイ度がアップしています。 「EVERYTHING IS ALL FUCKED UP AND WHAT NOT」の頭文字を取ってEIAFUAWNと名付けられたこのプロジェクトの唯一の作品です。 スロウコアに着手したNUMEROからの再発で、アンダーグラウンドに残り続ける作品です。

Artist: Ike Quebec Title: Bossa Nova Soul Samba Label: Sowing Fomat: LP (Clear Vinyl) アイク・ケベックのBLUE NOTE人気盤がクリア・ヴァイナル仕様で復刻!! 1962年録音、ケベックがBLUE NOTE4000番台に残した4部作のうち、ケニー・バレルを迎え南米のリズムに挑んだ屈指の人気盤!! ボサノヴァというにはあまりにもファンキーかつブルージーなサウンドにジワリと汗が滲むような独特の魅力を湛えた傑作!!

Artist: Ike Quebec Title: It Might As Well Be Spring Label: Sowing Fomat: LP (Clear Vinyl) テナーサックスの名手として多くの名作を残したアイク・ケベックが、名門BLUE NOTEから1962年に発表した人気盤が復刻!! かなり古くから活動していたベテランで、既に40年代には録音を残しており、本作録音時の1961年で既に45歳、1963年には病に倒れ急逝しています。 フレディー・ローチのオルガンをフューチャーし、黒人ならではのムーディーなサウンドとコクのあるテナーサウンドを聴かせる屈指の人気盤で、タイトル曲は名演として長く聴き継がれています。

Artist: Singers & Players Title: Leaps & Bounds Label: LANTERN REC. Fomat: LP 1984年リリース、英国ダブ・ルーツの名盤がLP再発!ON-SOUNDとCHERRY REDの共同プロデュースで、魔術師エイドリアン・シャーウッドの名プロデュースと、ビム・シャーマン、マイキー・ドレッド、プリンス・ファー・Iの崇高なボーカルが次々と披露され、名手クルーシャル・トニー、ヘッドリー・ベネット、ボンジョ・イヤビンギ・ノアー、エヴァー・ウェリントンが崇高なラインナップで完成した作品。UKレゲエ史を語る上で絶対外せない純度の高いミステック・サウンドです。限定プレス。

Artist: Ahmad Jamal Trio Title: Live At The Pershing Lounge 1958 Label: WAXTIME IN COLOR Fomat: LP (Blue Vinyl) 1958年1月16日にホテルのパーシング・ラウンジで録音され、毎晩演奏された各セットは合計で43曲が録音され、その内の8曲をAhmad Jamal自らが選びアルバムとして発売された。 数ヶ月間アメリカのジャズチャートのトップに立ち、ビルボードのアルバムチャートで107週間もの間チャートインされました。 "Poinciana"を筆頭に、彼らしい独特の間、タッチ、メロディが光る一枚。 ■Ahmad Jamal(piano) Israel Crosby(bass) Vernel Fournier(drums) Recorded Live at The Pershing Lounge, Chicago, January 16 & 17 (A6 & B4), 1958.

Artist: Strokes Title: Is This It Label: RCA Fomat: LP ザ・ストロークスのデビュー・アルバム『イズ・ディス・イット』のアナログ盤。 1999年にNYで結成。アルバート・ハモンドJr.(g)、ジュリアン・カサブランカス(Vo)を中心にした5ピース・バンド。2000年代の"ロックンロール・リバイバル"ムーヴメントを代表するバンドとして、その後のロック・シーンに大きな影響を与えた。本作は2001年に発売され、全世界が衝撃を受けたデビュー・アルバム。「ザ・モダン・エイジ」「ラスト・ナイト」がシングル・カットされた。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやテレヴィションなどにつながるNYの空気を21世紀によみがえらせ、モダン・エイジのためのロックンロールと呼ばれる新たな潮流を生み出した。

Artist: Beck Title: Sea Change Label: Universal Fomat: LP BECKが送ってくれた贅沢な音のファンタジー！ソウル、ファンク、ヒップホップのグルーヴを見事に血肉化した「ミッドナイト・ヴァルチャーズ」から3年。BECKが辿り着いた新境地。 アコースティック・ベースなものにファンクの要素とダイナミズムが加わった楽曲を収録。「ザ・ゴールデン・エイジ」「ペイパー・タイガー」など全13曲。

Artist: Weezer Title: Weezer (Blue Album) Label: Universal Fomat: LP 奇才リヴァース・クオモが生み出す超屈折ポップ・ガレージ・パンク!オルタナティヴ・ポップ・パンク・バンド、ウィーザーの記念すべきデビュー・アルバム!元カーズのリック・オケイセックのプロデュース。BECK同様、ニルヴァーナのカート・コヴァーンが衝撃の自殺を遂げた1994年にデビューしたバンド。ヒット・シングル「バディ・ホリー」をはじめとする、ざらざらとしたガレージ・パンク・スタイルにポップなメロディと情けない歌詞が合体した独特のサウンドが人気。

Artist: Azymuth Title: Aguia Nao Come Mosca Label: Mr Bongo Fomat: LP 多くのファンから最高傑作と称されるAzymuthのセカンドアルバム。 ラジオ番組のテーマ曲として長年使用されたブリージンなブラジリアン・フュージョン"Voo Sobre o Horizonte"や、ミルトン・ナシメントの名曲 "Circo Marimbondo"、コズミックな南国ファンク・チューン"Tamborim, Cuíca, Ganzá, Berimbau"など、その後のAzymuthの音楽性に繋がる重要作。

Artist: Paul Cherry Title: Flavour Label: Feeltrip Records Fomat: LP シカゴのシンガーソングライター、Paul Cherryのデビューアルバム。 ファーストシングルの "Like Yesterday "は、時間の感覚を忘れてしまうようなサイケデリックな雰囲気を感じるミッドテンポのポップバラード。Paul McCartneyの『Ram』、Todd Rundgren『Something/Anything?』、Marcos Valle『Previsao do tempo』にも影響を受けた確かなメロディセンスが光る名作。