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Pique - Dora Morelenbaum
¥4,300
Artist: Dora Morelenbaum Title: Pique Label: Mr. Bongo Fomat: LP バーラ・デゼージョの一員としても知られるドラ・モレレンバウムによる待望の1stフルアルバム。プロデュースはアナ・フランゴ・エレトリコ! ドラ・モレレンバウムは、カエターノ・ヴェローゾや坂本龍一らの作品への参加で知られるチェロ奏者ジャキス・モレレンバウムと歌手パウラ・モレレンバウムの娘として生まれた。著名な音楽一家に生まれた彼女は、デビュー曲となったバラード「Dó a dó」(ゼー・イバーハのソロアルバムにもカバーが収録されている)から、ただならぬ才能を滲ませていた。2021年には1stソロEP『Vento de Beirada』(2021)を発表。アナ・フランゴ・エレトリコ、ルーカス・ヌネス、ギリェルミ・リリオとの共同プロデュースで制作されたこのEPは、彼女がブラジルの伝統に根差した類まれなシンガー・ソングライターであることを確かに示していた。翌年には、ゼー・イバーハ、ジュリア・メストリ、ルーカス・ヌネスと共にバーラ・デゼージョを結成。「トロピカリアの再来」とも称されたバーラ・デゼージョの1stアルバム『SIM, SIM, SIM』(2022)は、ブラジルに限らず世界中でセンセーションを巻き起こした。 同じくバーラのメンバーであるジュリア・メストリとゼー・イバーハがソロアルバムをリリースする一方、ドラにはこれまでアルバムのリリースがなかったが、2024年、ようやく彼女の待望となる1stソロアルバム『Pique』がリリースされる。共同プロデュースには『Vento de Beirada』に引き続きアナ・フランゴ・エレトリコが参加し、コーラスとアレンジには父ジャキス・モレレンバウムと母パウラ・モレレンバウムが参加。他にも、ジュリア・メストリ、ゼー・イバーハ、ルーカス・ヌネスといったバーラの面々から、ギリェルミ・リリオやトン・ヴェローゾなど豪華なゲストが集結した。 スロー・バラードを基調としていた『Vento de Beirada』と比較すると、本作『Pique』ではディスコ、MPB、ファンク、ジャズ、ソウルを織り交ぜたより煌びやかなサウンドへと変化。インナー・ファンク・テイストの「Venha Comigo」、ストリングス・アレンジが一際美しいメロウな「Essa Confusão」、エレピが躍動するジャズファンク「VW Blue」など、多彩なテイストの楽曲を楽しむことができる。このファンキーなサウンドへの変化は、共同プロデュースで参加したアナ・フランゴ・エレトリコの美学が反映されているのだろう。しかし、身体的というよりはどこか内省的で、ドラの楽曲の大きな魅力である「包み込むような幽玄のムード」を存分に堪能することができる。 アナ・フランゴ・エレトリコによる先鋭的なプロダクションとドラの芸術性の融合。現代MPBを代表する真にユニークな傑作がここに誕生した。
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Viver O Mar - Orlas
¥4,900
Artist: Orlas Title: Viver O Mar Label: Day End Records Fomat: LP ・試聴 https://orlas.bandcamp.com/album/viver-o-mar 70年代より音楽キャリアをスタートし、ガル・コスタ、シモーニ、セウ・ジョルジ、ベベウ・ジルベルトらと共演してきたというピアニストのヴィクトル・チクリと、その息子でセッサやマームンヂらとも共演するヴィック・デルヌルによるユニット=オルラスのデビュー作! ポルトガル語で海岸を意味するそのユニット名通り、その音楽はアジムス、アルトゥール・ヴェロカイ、ジョルジ・ベン、マルコス・ヴァーリといったダンサブルなブラジル音楽の系譜に、波音や潮騒といった海岸線のリズムを見事に融合したもの。サイケデリックなパーカッション&ベースにヴェロカイ的なストリングスが加わる「Sabor de Você」、心地よいリズムから多幸感あふれるディスコファンクへとつながっていくマルコス・ヴァーリ・ライクな「Viver O Mar」、ボサノヴァにハウス的インテンシティーを注入した「Descansar」、ストリングスも優美な軽快チューン「Everything is Cool」などなど。 リリースを手掛けたのは、エディ・チャコンからブラジルのメロウ・サンバソウル復刻、エキゾでモンドな中東ローファイ・シンセウェイヴまでを手掛けるLAのDay End Records! 大推薦の一枚です!
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Sofa - Elsewhere CC - V.A.
¥3,600
SOLD OUT
Artist: V.A. Title: Sofa - Elsewhere CC Label: Bongo Joe Fomat: 2LP トリニダードからブラジル、ポーランド、ドミニカまで、トロピカルな珠玉の楽曲が満載のコンピレーションがBongo Joeよりリリース! ブリュッセルを拠点に活動するDJ、プロデューサーのsoFaがコンパイルする名キュレーション・ワーク Elsewhere シリーズの9作目となる本作のキーワードはバレアリック。トロピカルなシチュエーションに最適なグッド・ヴァイヴ曲集で、カリプソ・レコードの聖杯、Jeannette Azzouzの「So Close to Me」を含む、入手困難でレアな作品を中心に、70年代から現代までの楽曲がまとめられている。アーティスト自身のユニークなプロダクションやコラボレーションも収録。独自の審美眼からセレクトされるユニークな楽曲群からは本当に音楽が好きなんだなという感じがビシビシと伝わってきます!
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Los Que Son - Paul Ortiz Y La Orquesta Son
¥5,000
Artist: Paul Ortiz Y La Orquesta Son Title: Los Que Son Label: Now Again Fomat: LP サルサ・ミーツ・ソウル「サルソウル」の名盤が復刻。 このアルバムを代表するラテン・ソウル・ソング「Tender Love」のヒットにより、このアルバムは、ゲットー・レコードで最も人気のある作品の一つとなった。本作はジョー・バターンが「サルソウル」と呼んだ「サルサ・ミーツ・ソウル」のコンセプトを体現した名盤。プロデュースはジョー・バターン。
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Tunel Acustico - Marcos Valle
¥4,900
Artist: Marcos Valle Title: Tunel Acustico Label: Far Out Recordings Fomat: LP ブラジルのレジェンドによる5年ぶりの新作アルバム!リオン・ウェアとの共作曲を収録した現代のディスコ・ブギー! ボサノヴァ・アーティストとしてデビューしたマルコスだが、その引き出しは多様。70年代にはアジムスをバックに迎えたグルーヴィーなメロウ・フュージョン『Previsão Do Tempo』(1973)をリリース。80年代前半にはディスコ~AOR系のサウンドに接近し、90年代には世界的なボサノヴァブーム~クラブジャズブームを受けてアルバム『Nova Bossa Nova』をリリース。そのどれもが高い評価を得てきた。 この度お馴染みのFAR OUTからリリースされるマルコス最新作『Túnel Acustico』(2024)は、ディスコ~AOR系のサウンドを現代的にアップデートした前作『センプリ』(2019)以来5年ぶりのスタジオ・アルバムとなる。これまでと引き続きダニエル・モーニックがアレンジ・プロデュースを担当している(マルコス自身も共同プロデューサー/アレンジャーとして名を連ねている)。 注目は、なんといってもリオン・ウェアとの共作曲「Feels So Good」。この曲はなんと1979年に録音されたデモ音源がもとになっており、本作の製作途中、プロデューサーを務めたダニエル・モーニックがその音源を気に入り、アルバムに収録することを決めたのだという。AI技術を駆使しデモ音源に録音されていたアドリヴ・ヴォーカルだけを抽出して削除し、新たにオリジナルのポルトガル語詞を挿入。さらにキーボード、パーカッションを加え、現代的なサウンドで蘇らせてみせた。先行シングルとして公開されたシカゴのLaudir de Oliveiraとの共作曲「Life Is What It Is」は、かつてシカゴ名義で発表された楽曲をセルフ・カバーしたもの。極めつけは、昨年惜しくも亡くなったバート・バカラックへのトリビュート曲「Thank You Burt (For Bacharach)」だ。ジョイス、セウ、モレーノ・ヴェローゾなど、その他のゲスト陣も豪華だ。 本作は、好評を得た前作『センプリ』(2019)の内容を踏襲したアルバムと言えるだろう。リオン・ウェアの共作曲やシカゴへの提供曲のセルフカバーなどを収録しており、『Vontade de Rever Voce』(1981)あたりのディスコ~AOR系のサウンドにビビッと来ている方にはたまらない内容だ。御年80歳(!)のマルコスだが、そのクオリティは未だに衰えを知らない。ブラジル音楽ファンや、ディスコ、ソウルファンはもちろん、音楽を愛する方すべてにオススメしたい極上のブラジリアン・ポップ・アルバムだ。
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Donato Eletrico - Joao Donato
¥4,500
Artist: Joao Donato Title: Donato Eletrico Label: Groovie Fomat: LP 名作『QUEM E QUEM』の発表から40年を経て回帰したエレクトロ・ドナートの進化系!! ブラジル音楽界屈指の鬼才ジョアン・ドナートがサンパウロのビシーガ70とともに録音した2016年の傑作『DONATO ELETRICO』がヨーロッパでレコード・リリース! ボサノヴァの歴史を語るうえで、ジョアン・ジルベルトと並び称される不世出の天才演奏家ジョアン・ドナート。かの小野リサの導きでシーンの表舞台に復帰して20余年、晩年に再び黄金期を迎えていた天才ピアニストが2016年にリリースした作品が本作『DONATO ELETRICO』である。 2014年に1973年発表の傑作『QUEM E QUEM』リリース40周年を記念して催されたステージに着想したとされる、エレクトリック・サウンドをテーマにしたアルバムで、サンパウロの気鋭バンド=ビシーガ70が演奏面で全面バックアップ。独特のメロウネスを湛えた旋律、そしてファンキーに躍動するパーカッシヴ・チューンや、ストリングスを効果的に配したアンサンブルなど、そのサウンドは前述の『QUEM E QUEM』はもちろん、『BAD DONATO』『LUGAR COMUM』といった、ドナートが残したエレクトリック系名盤の系譜を確かに継承するもの。くわえて鬼才ならではの実験精神に裏打ちされた全10曲のオリジナル・レパートリーの数々と、フェンダー・ローズやモーグ、ファルフィッサ・オルガンを駆使したドナートのとどまることを知らない創作意欲が加わったその内容は、当時から評判が高くレコード化が待ち望まれていた。 2020年にはブラジルでレコードプレスされるもすぐに売切、入手困難に。このたびヨーロッパのレーベル Groovie Records より、ブラジルプレスとは異なるオルタナティブ・ジャケット、1LP仕様で再びリリースが実現。買い逃していた方はぜひこの機会にお買い求めいただきたい逸品だ。
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Little Electric Chicken Heart - Ana Frango Eletrico
¥4,800
Artist: Ana Frango Eletrico Title: Little Electric Chicken Heart Label: Mr. Bongo Fomat: LP ブラジリアン・ブギーに接近した最新作が大人気のアーティストによる名作2ndが待望のリイシュー。 トロピカリア発ステレオラブ経由で産み落とされたブラジルのCERO? スペースロックとサンバの血が流れる熱帯のステラ・ドネリー? 多くの媒体でブラジル音楽の2019年ベスト・アルバムにランクインしたアナ・フランゴ・エレトリコのセカンド・アルバムが待望のアナログ・リリース! チリノイズ交じりのイントロからホーンズ、鉄琴、女性コーラスなどが入り乱れ祝祭感とサウダーヂ、サイケデリックな世界が入り混じる "Saudade"、オルタナ的なロック・サウンドと人懐っこいホーンズが疾走する "Tem Certza?"、デカダンな世界観とコケティッシュな歌声がリオの黄昏を思わせる "Chocolate" など、その圧倒的な才能が躍動するブラジル・サイケポップの新定番。ここ日本でも大きな話題となったフーベルに続く存在として、ブラジル音楽ファンはもちろん、インディーロック・ファンにも是非聞いてもらいたい一枚だ。ゲートフォールド・ジャケット仕様。
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Deja Vu - Robson Jorge & Lincoln Olivetti
¥4,400
Artist: Robson Jorge & Lincoln Olivetti Title: Deja Vu Label: Selva Discos Fomat: LP *2024 Repress 70-80'Sのブラジリアン・ディスコ/ブギーを支えた名コンビ=ホブソン・ジョルジ&リンコルン・オリヴェッチの未発表音源が登場。 チン・マイア、マルコス・ヴァーリ、ジルベルト・ジル、ガル・コスタ、ヒタ・リー、ジョルジ・ベンからホベルト・カルロスまで、ブラジルで制作された1000枚以上のレコードに参加し、プロデュースやアレンジ、演奏を行ってきた名手のホブソン・ジョルジ、そしてリンコルン・オリヴェッチ。音楽のトレンドが移るにつれ、これまで以上に注目されるようになってきた70-80'Sブラジリアン・ディスコブギーの名作名曲には、かなりに確率でクレジットされている屋台骨的存在だ。そんな今もっとも旬ともいえる名コンビの未発表音源が本作だ。 録音は1982-86年に行われたもので、きらびやかで軽快なディスコブギーをたっぷりと収録。とりわけ冒頭曲「Suspira」は激キラーで、二人の名義で残された唯一のアルバム『Robson Jorge & Lincoln Olivetti』('82)をさらに発展させたものと言えるだろう。ブラジル音楽ファンはもちろん、ディスコ/ブギー・ファン、フュージョンやシティポップ・ファンにも大推薦の一枚
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De Las Colonias Del Río De La Plata - Viejas Raíces
¥4,800
Artist: Viejas Raíces Title: De Las Colonias Del Río De La Plata Label: Altercat Fomat: LP ・試聴 https://altercat.bandcamp.com/album/de-las-colonias-del-r-o-de-la-plata ※LTD. SPLATTER VINYL! アジムス・ファンにも推薦のスペーシー&メロウなラテン・フュージョン大傑作が名門 ALTER CAT よりLP 復刻。 アルゼンチンを代表するベーシスト = ホルヘ・ロペス・ルイスを中心に結成されたバンド、ヴィエハス・ライシスによる大人気セカンド・アルバム (1976) が待望のアナログ復刻! マティアス・ピサロ (p, key)、ポチョ・ラポーブル (dms, perc) といった精鋭を率い、自身が初代A&Rを務めていたアルゼンチンのレーベルTROVAに録音したメロウでスペーシーなラテン・ジャズファンクの大傑作! キラーチューンとして有名な B4「MIRA TÚ」をはじめ、全曲高密度で粒揃いの8曲を収録。 オリジナルは USD500 以上で取引される逸品であるのはもちろん、かつて一度ずつ復刻された CD とレコードもとっくに入手困難となっていただけに久々のリイシューは嬉しい限り。しかも今回はウェルテルやアグスティン・ペレイラ・ルセーナ&ナナ・ヴァスコンセロスといった幻盤の丁寧な復刻で定評のあるドイツの ALTER CATより。オリジナルマスターを使用、さらにはアルゼンチンのジャーナリスト、クラウディオ・パリシによる英/西語ライナーノーツを掲載したブックレット付と、毎度のことながらこれ以上ないクオリティになっています。
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Cabana - Lau Ro
¥4,300
Artist: Lau Ro Title: Cabana Label: Far Out Recordings Fomat: LP 一部でカルト的な人気を獲得していたイギリスのバンド=ワックスマシーンのリーダー=ラウ・ローが、ルーツであるブラジルに向き合った作品をUK名門 Far Out Recordings からリリース。 エレガントなストリングスとトリッピーなエレクトロニクスが混在した、蜃気楼のようなチェンバーボサ、アンビエントフォーク、ファジーなトロピカリアから雄大な MPBサウンドまで。 カエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルのトロピカリア期作品、アルトゥール・ヴェルカイといったブラジリアン・サイケ諸作のファンはもちろん、坂本慎太郎やアヴァランチーズ、そしてもちろん同じ Far Out からリリースされたブルーノ・ベルリ、セッサやレオナルド・マルケス、ムーンズあたりの現代ブラジリアン・サイケ~オルタナロックのファンにも大推薦の一枚。 * * * ブラジル・サンパウロで生まれるも10代の頃に移民としてヨーロッパへと渡ったラウ・ローの家族だが、その生活は厳しく、はじめはイタリア北部で、その後イングランドの南海岸ブライトンで工場や清掃の仕事を見つけることができた。「私たちは故郷に戻ることができなかったので、ブラジルと私の繋がりは主に子供時代の思い出と、60、70年代のブラジル音楽への情熱で構成されています」とラウは語る。 次第にブライトンの前衛的かつ自由な思想を持つアーティストやミュージシャン・サークルのなかに身を置くことになった、若いノンバイナリーのシンガー・ソングライター=ラウ・ローは、ワックスマシーンというバンドを結成。2020年から23年にかけて3枚のカルト的人気を誇るアルバムを生み出したが、そのなかで、プログレッシブ・フォーク、ロック、ジャズなど、イギリスのサイケデリック・ミュージックのパイオニア達からの影響と同時に、ルーツであるブラジル音楽からの影響も垣間見せていた。そんな故郷への憧憬を、自身名義の本作『Cabana』でラウは本格的に追及することになる。 アルバムのタイトルはキャビン、小屋のことである。アルバムを録音した自身の居宅の庭にある小屋にちなんで名づけられたのだという。その名が示す通り、アルバムの内容は記憶や自己発見、想像力の極めてパーソナルなものとなった。蜃気楼のようなチェンバーボサ、アンビエントフォーク、ファジーなトロピカリア、そしてときに雄大なMPBサウンドが、憂鬱と希望を運ぶ全10曲。エレガントなストリングスとトリッピーなエレクトロニクスが融和したサウンドと、繊細でありながら静かな自信に満ちた歌声は、自然と野生動物にあふれたユートピアを夢見ながら、英語とポルトガル語で汚染された都市生活に辛辣な言葉を述べていく。 音楽的な「漂流」と同様に、ラウ・ローの移住はもうひとつのブラジルを作り上げたとも言えるだろう。ラウの心にある神話的な場所は「子供時代の太陽の光と喜びが、まだ手付かずのままだった場所」だったのだ。ラウはこう続ける。「この音楽は現代の風景ではなく、パラレルワールドのブラジルから出てきたように聞こえるかもしれません。私は最近ブラジルを再発見し、できるだけ頻繁にブラジルに戻り、世界の様々な地域や自分自身とのつながりを保とうと努めています」
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Esperar Pra Ver / Que Bandeira - Evinha (Eva)
¥2,200
SOLD OUT
Artist: Evinha (Eva) Title: Esperar Pra Ver / Que Bandeira Label: Brazil 45s Fomat: 7" BRAZIL 45S 第43弾、トリオ・エスペランサ~ソロ・シンガーとしてファンキーMPB屈指の女性Vo エヴィーニャ最高傑作と言われる1971年アルバム『CARTAO POSTAL』からの45Sカット・ダブルサイダー。 なんといっても目玉はA面。アルバムではA6に収録されたグーテンベルグ・グァラビーラ&ヘナート・コヘア作のギター/ホーン/エレピが絡み合うキラーブレイク。 B面はアルバムではオープニング・トラックだったマルコス・ヴァーリ作のメロウ・サンバ・ソウル名曲。ジェラルド・ヴェスパールのオーケストレーションも絶妙。アルバムはレコード未リイシュー、オリジナルは超高額で取引されているため、この7インチ化はうれしい限りです。
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Cerebro.Orgasmo.Envidia & Sofia (Feat. Arnaldo Antunes) - Martin Buscaglia
¥2,350
SOLD OUT
Artist: Martin Buscaglia Title: Cerebro.Orgasmo.Envidia & Sofia (Feat. Arnaldo Antunes) Label: Lovemonk Fomat: 7" https://martinbuscaglia.bandcamp.com/album/cerebro-orgasmo-envidia-sof-a トン・ゼー meets プリンス!? 鬼才オラシオ・ブスカグリアを父に持ち、ルベーン・ラダからフアナ・モリーナまでと共演する南米ウルグアイ屈指のポップ職人、マルティン・ブスカグリアの'06傑作『El Evangelio Según mi Jardinero』より、アルナルド・アントゥネスをフィーチャアしたキラーニューウェーヴ・ディスコ「Cerebro, Orgasmo, Envidia & Sofía」がシングルカット! SIDE-BはよりダンサブルなBosqによるリミックス収録という嬉しすぎるダブルサイダーです。
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Triptyques - Specht
¥4,300
SOLD OUT
Artist: Specht Title: Triptyques Label: Zephyrus Records Fomat: LP ベルギーのパーカッション・グループ「SPECHT」が「HANDS IN MOTION(ハンズ・イン・モーション)」から改名して初となるアルバムをリリース。 ダルブッカ、ゴング、ビリンバウ、カリンバ、パンデイロ、ウドゥなどの多彩なパーカッションで演奏される、アンビエントな感触を持ったアルバムです。世界のさまざまな地域の音楽を取り入れてきた彼らがさらなる進化を遂げて帰ってきた、これは最高です!パーカッションの新たな世界への旅をお楽しみください。
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Nil's Jazz Ensemble - Nil's Jazz Ensemble
¥2,900
SOLD OUT
Artist: Nil's Jazz Ensemble Title: Nil's Jazz Ensemble Label: Vampisoul Fomat: LP ペルーの名門 MAG に残された驚愕のジャズファンク、『Nil's Jazz Ensemble』(1976) が待望のLPレコード復刻。 1974年にベルリンで演奏したのちペルーのリマに再定住したニロ・エスピノーザが、当地で最高の面々を集め結成したのが、このニルス・ジャズ・アンサンブルだ。ブラックシュガーのミゲル・フィゲロアも参加した驚異的なジャズファンク "Reflexiones"で高らかに幕を開け、メロウなエレピとタイトなグルーヴのコンビネーションが最高な "Summer Love"、ヘイジーなスピリチュアル・ジャズ "Black Angel"、ジョン・ハンディのソウルジャズ名曲カバー "Hard Work" などなど、その内容は南米云々というよりはジャズファンクやレアグルーヴ、さらにはプラシーボなどのユーロ・ジャズロック・ファンをも魅了するもの。今回の復刻ではリマスタリングに加えて珍しいプロモーションポスターを含むオリジナルのアートワークを再現。オリジナルはコレクター垂涎の一枚として知られているだけに今回の復刻は嬉しい限りである。
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Arecibo - Mita Y Su Monte Adentro
¥2,900
Artist: Mita Y Su Monte Adentro Title: Arecibo Label: VAMPISOUL Fomat: LP サルサやクンビア、チーチャなど南米ラテンを語るうえで欠かせない名盤から、知る人ぞ知るオブスキュアな一枚まで、精力的なリイシューを続けるVAMPISOUL。ペルーのトレス奏者によるキラーラテンのリイシューです。 ペルーの港町ラ・ペルラ生まれながら幼いころからロス・コンパドレスのようなキューバのミュージシャンのファンであったオズワルド・ミタ・バレット。すぐにレコードでトレス(キューバ音楽で使用される弦楽器)の音に魅了されると、次第にトレスの名手となっていった。そんな彼の名声を聞きつけたペルーを代表するレーベルのMAGがすぐに録音を要請。そうして残された7インチをコンパイルしてリリースされたのが、彼にとっての初となるフルアルバム『Arecibo』 ('69)です。 エル・グラン・フェジョーベ、そしてセリア・クルースらの名演でおなじみの「Mango mangüé」を筆頭に、同じくVAMPISOULから先にシングルカットされた「El Yoyo」など、ラ・ペルラを代表する凄腕ミュージシャン達だけを集めたというだけあり、そのスイングあふれる演奏は終始驚異的! また「Arecibo」などジョー・キューバ曲のカバーでは、ビブラフォンのクールな音をトレスで演奏。トレスならではの「島っぽさ」がラテンファンにはたまりらない。 そして極めつけは自身のオリジナルである超高速のデスカルガ「Mita descarga」「Descarga en botella y güiro」の2曲。オリジナルは市場にもほとんど現れない幻級の逸品。
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Chico Lessa - Chico Lessa
¥2,900
Artist: Chico Lessa Title: Chico Lessa Label: Vampisoul Fomat: LP あの名盤『街角クラブ』と同じく、リオとミナスの面々で制作されたインディーブラジリアンの至宝。近年多くのコレクターが探し求めるシコ・レッサ幻のデビューアルバムがついにアナログ・リイシュー。 1948年にブラジル南部エスピリトサント州の州都ヴィトーリアで生まれたシコ・レッサ。その時代の多くのミュージシャンと同じくビートルズに強い影響を受けギターを演奏するようになると、17歳で当時のブラジルにおける音楽産業の中心地であるリオに移住。そこで多くのミュージシャンと知り合い、地道ながらにキャリアを積み上げていった。本作はそんなレッサが1982年に自主レーベルからリリースしたアルバムだ。リリース元レーベルは「Amigo E Pra Essas Coisas」。ニヴァルド・オルネラスの『Viagem Atraves De Um Sonho』やレオナルド・ヒベイロの『Eu e Meu Coracao』といった、ブラジリアン・レコード・コレクターにはおなじみの作品を手掛けていた自主レーベルである。 楽曲はすべて自身のペンによるものだが、作詞作曲にはマルシオ・ボルジェス、アナ・テーハといった多くの名曲を手掛けた人物が参加。演奏面でもヴァグネル・チゾ、ゼカ・アスンサォン、ジャキス・モレレンバウム、ホベルチーニョ・シルヴァ、ヒカルド・シルヴェイラといった当時のブラジルを代表する名手がサポートしているほか、作品全体の印象を決定づけているボカ・リブリ、セウ・ダ・ボカといった名グループによるコーラス・ワークも聴きものだ。 ホーンアレンジがひと際豊かな色彩をあたえている「Bom de Doer」、濃密でロマンチックなメロディに、時おり差し込まれるリズムのキメ、ウッドブロックが効いている「Choveu」、明るく知的な高速アンサンブルが爽やかな聴感を残すシコ・レッサ流ブギー「Quebra Pedreira」など、全編通して粒曲揃いの非常にクオリティの高い作品となっている。 録音もミックスもリオで行われたアルバムであるものの、参加した面々や音楽性を考慮すると「ミナス系」との合作と言っても差し支えない内容で、同じくリオとミナスの面々により録音された名盤『Clude da Esquina』、さらにはダニーロ・カイミの名盤『Cheiro Verde』あたりを彷彿させるところもある。オリジナル盤は高額なこともあり、これまでは一部のコレクター間でのみ認知されていた一枚なだけに、今回のリイシューは実に嬉しい限りだ。
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Pajaros Electricos - Adalberto Cevasco
¥2,900
SOLD OUT
Artist: Adalberto Cevasco Title: Pajaros Electricos Label: Vampisoul Fomat: LP ピアソラからパット・メセニー・グループ、モノ・フォンタナまでを繋ぐアルゼンチン産バレアリック・ジャズの最重要作品が待望の復刻。 アストル・ピアソラ、ガトー・バルビエリ、ロドルフォ・アルチョウロンといったアーティストと活動を共にしてきたアルゼンチン屈指のベーシスト、アダルベルト・セバスコが MELOPEA レーベルに残したバレアリック・ジャズの大人気盤(1988)が待望の世界初復刻。アルゼンチン・ジャズ/プログレの最重要ギタリスト、ロドルフォ・アルチョウロンのプロジェクト「Sanata y Clarificación」に参加していたアダルベルト・セバスコが、そのセッションの過程でリト・ネビアと出会ったのが本作の始まりだ。ネビアのレーベル MELOPEA に届いたセバスコのデモテープにすっかり心を掴まれてしまったネビアはフルアルバムの録音を決心。セバスコのフュージョン・ジャズにブラジル音楽のテイスト、さらにはエレクトロニックな要素を加えることを提案し、本作が録音された。 電化小鳥と題された冒頭曲に始まり、バンドネオンの響きとインダストリアルな響きのエレクトリック・ギターによるアンサンブルも印象的な "Los Que Quedaron"、エドゥ・ロボ名曲 "Zanzibar" の旋律を浮遊感溢れるバレアリック・ジャズに発展させたリト・ネビア参加曲 "Reencuentros No2"、テクニカルなベースのフレーズとルベン・ラダによる驚異的なパーカッション、グスタボ・ベルガリの表現力溢れるトランペットが濃密に絡み合う "Reencunetros Tristes y Alegres" ...。その内容は、まるでピアソラ以降のプログレッシブ・タンゴから、アルゼンチンのミュージカル・カルチャーをモダナイズしたムーヴメント「プロジェクシオン・フォルクロリカ」、ミルトン・ナシメントらミナス音楽、さらにはウェザー・リポートやパット・メセニー・グループ(とそこに参加したペドロ・アスナール)らによるフュージョン・ジャズといった様々な動きを、一人のベーシストが独自に発展させたかのような驚異的なもの。また現代の観点でいえば、モノ・フォンタナらアルゼンチン音響派、カルロス・アギーレやアカ・セカ・トリオらネオ・フォルクローレ・ムーヴメントのルーツとしても聴くことができるだろう。その浮遊感溢れるバレアリック・テイスト、エレクトロニクスと生楽器の有機的なアンサンブルといい、今こそ聴かれるべきアルゼンチン・ジャズ史に残る大名盤である。
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Mes Mains - Nilton Castro
¥5,000
SOLD OUT
Artist: Nilton Castro Title: Mes Mains Label: Miss You Fomat: LP 神秘的な魅力を湛えたアフロ・ブラジルの名作が世界初リイシュー。 ニルトン・カストロの『Mes Mais』は、世界中のブラジル音楽マニアが探し求めるブラジルのレア・レコードの中でもより一層レアなアイテムだ。しかし、その稀少性に伴い、このアーティスト、そしてこのレコードについての情報も少なく、リリース時期はおろか、いつ録音されたのかさえ不明というかつてないほどにミステリアスなリリースとなっている(非営利スタジオ、ピッコロのオーナーによれば、70年代に録音され、最終的に90年代初頭にリリースされた可能性があるということだ)。 パーカッション奏者であるニルトンは、コーラス、フルート、鍵盤、鉄琴を加えることによってアフロ・ブラジルのリズムをより多彩な形で表現しようと試みた。そのユニークな音楽スタイル、そして洗練されたミニマリズムは、他のアフロ・ブラジル音楽とは明らかに一線を画している。しかし、アフロ・ブラジル的なスピリチュアリティはこのレコードに確かに宿っており、本作の煌めくような神秘を生み出している。白眉は、なんといってもラストの「Ondes (Les Vagues)」だ。幻想的な景色の中、同じパターンのリズムをひたすら刻み続けるパーカッションのストイシズムが、聴き手を至福の世界へと導いていく。名状しがたい感動に包まれる。これほどまでに美しい曲もなかなかないだろう。今回の世界初リイシューはまさに奇跡。新たにマスタリングが施され、オリジナル・アートワークでの復刻となる。
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Dawn Is A Melody - Finn Rees
¥4,650
Artist: Finn Rees Title: Dawn Is A Melody Label: Mr. Bongo Fomat: 2LP (45回転) ハイエイタス・カイヨーテを筆頭とするメルボルンの音楽シーンで、30/70、Elle Shimada、Close Countersといったバンドやユニットで活躍する Finn Rees フィン・リースのソロデビュー作が Mr.Bongo より登場! 彼のこれまでの活動はどちらかと言えばグルーヴィーなネオソウル~ブレイクビーツだったが、本作ではよりサウンドスケープを探求するような作風へとシフトチェンジ。充実極まるメルボルンの音楽シーンの精鋭を従えた、至極心地よいグルーヴをバックに、ジャジーな鍵盤、そして流麗なストリングスを聞かせる作品となった。 「この作品の意図は、色彩の小宇宙とでも言うべき世界を創造することでした。メロディーと楽曲が最大限の可能性を発揮できる、豊かで美しい何か。それは希望、好奇心、そしてこの絶え間なく変化する世界における美しさと安心感の探求によって突き動かされています。この音楽の背後にある感情は、まさに人生の旅、成長と変化、そして信じられないほどユニークで美しい世界の一部である、私が育ったタスマニアの自然の風景と関係しています」フィン・リース Lucky Pereira(drums)、Blakely McLean Davies(bass)による盤石のリズムセクションに加えて、Cheryl Durongpitikul(tenor sax)、Siwei Wong(harp)、Audrey Powne(trumpet)、Allysha Joy(vo)といったメルボルン・シーンの精鋭が参加。またレコーディングとミキシングは Henry Jenkins が担当し、彼のミニマルなヴィンテージマイク・セットがアレンジにライブ感と温かみを与えている。 レコードは45RPMの2枚組仕様。
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Audacity Of Free Thought - Delasi
¥3,300
Artist: Delasi Title: Audacity Of Free Thought Label: Brownswood Recordings Fomat: LP ジャズ、R&B、電子音楽、ガーナ土着音楽とのハイブリッド。ガーナのプロデューサー、シンガー、ラッパーのデラシが、ジャイルス・ピーターソンのBrownswood Recordingsより5曲入りEP「The Audacity Of Free Thought」をリリース。 ガーナの首都アクラの湾岸、喧騒を想起させるようなリズミカルなジャズで、サウンド・デザイナーのNii Noi Norteyをフィーチャーした「Amplifier」、KAYTRANADAやBADBADNOTGOODのようなエレクトロニック、ファンク、ニューウェーブ、R&Bを横断するサウンドの「Perception」といったシングルのほか、フランク・オーシャン以降のR&Bの感性をサウンドに落とし込んだ「Audacity of Free Thought (feat. Noah Dreiblatt) 」、クリエイティビティ溢れる「Learn From Adversity (feat. Lollise)」を収録。 ジャズ、電子音楽、ガーナの土着音楽とのハイブリッドともいえる内容の今作は、10年以上にわたって静かに多作を続けてきたデラシがついにブレイクスルーする瞬間をパッケージしたものかもしれない。
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La Comitiva - Erlend Oye & La Comitiva
¥4,900
SOLD OUT
Artist: Erlend Oye & La Comitiva Title: La Comitiva Label: Bubbles Records Fomat: LP キングス・オブ・コンビニエンスの片割れによる新プロジェクト!! ノルウェーのアコースティック・ポップ・デュオ、キングス・オブ・コンビニエンスの片割れ、アーランド・オイエ。シチリアの町シラクーサに移住した彼が、2019年からスタートさせた新たなプロジェクト「アーランド・オイエ・アンド・ラ・コミチーヴァ」の1stアルバムがいよいよリリース!!本作には、これまでリリースしてきたシングル7曲に加え、6曲の新曲が収録されている。なんといっても1曲目の爽やかなブラジリアン・アコースティック・ポップ「Matrimonio di Ruggiero」が最高!!タイトルの「La Comitiva」は、イタリア語で「いつも遊びに出かけるような仲間たち」を意味するそうだが、このアルバムを聴いていると、ガヤガヤと騒ぎながら食事を楽しむ彼らの姿が思わず頭に浮かんでくる。キングス・オブ・コンビニエンスが表現してきたメランコリーを踏襲しながらも、これまでにないほどに陽気で開放的な世界が展開された珠玉の名作!!
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As Palavras Vol. 1 & 2 - Rubel
¥4,850
Artist: Rubel Title: As Palavras Vol. 1 & 2 Label: Mr. Bongo Fomat: 2LP フーベルは、1991年、リオデジャネイロの音楽一家に生まれた。大学進学を機に交換留学生としてテキサス州オースティンに赴くと、2013年には1stアルバム『Pearl』を発表した。発売当初はあまり話題にならなかったものの、2015年に『Pearl』の収録曲「Quando Bate Aquela Saudade」のビデオクリップが注目され、フーベルは早くも日の目を浴びることとなった(現在でもこの曲はブラジル国内で最も人気のあるフーベルの曲の一つ)。ブラジルの自然派化粧品メーカーである「Natura」から資金援助を受けたフーベルは、2018年には2ndアルバム『Casas』をリリース。『Pearl』は、アコースティックサウンドを基調としたフォークアルバムだったが、『Casas』はヒップホップやエレクトロニクス、管弦楽器を大胆に取り入れたチェンバー・フォーク作品となった。 しかし一方で、『Pearl』と『Casas』は、フーベルが幼いころから聴いてきたというブラジルの伝統的な音楽の要素は明らかに希薄だった。もちろん、『Casas』の制作過程でインスピレーションを受けたアーティストはフランク・オーシャン、チャンス・ザ・ラッパー、ボン・イヴェールといったアーティストたちであったというから、全く不思議なことではない。このような英語圏のアーティストたちへの傾倒の反動だろうか。『Casas』に続くフーベルの3rdアルバム『As Palavras, Vol.1 & Vol.2』(2023)は、明らかにブラジル音楽への回帰作となった。なお、本作は意図的にVol.1とVol.2の2つに分けられている。Vol.1では、『Casas』ですでに試みていたようにヒップホップ以降のブラジルのポップミュージックに接近しており、どちらかといえば陽気な雰囲気の曲が多い。一方、Vol.2では、静的かつ内省的なバラードが多くなっている。フーベルは、ブラジル音楽の静と動を取り込み、最先端のサウンドを吸収すると同時に伝統への敬意を込めた、壮大な物語を創り上げたのである。 『Casas』を彷彿とさせるようなストリングスとコーラスが絡み合うインスト曲「Forró Violento」が、物語の幕開けを伝える(コーラス・アレンジを手がけているのはバーラ・デゼージョのドラ・モレレンバウムだ)。それに続くのは、「一粒の砂」を意味する「Grão de Areia」。パゴーヂ・バンド、グルーポ・へヴェラサォンの元メンバーであるシャンヂ・ヂ・ピラーレスをフィーチャーしたこの曲は、まさにこのアルバムを象徴するような曲といっていいだろう。サンフォナの穏やかな音からゆるりと始まったかと思えば、途端にサンバに変貌し、聴き手を歓喜の渦へと引きずり込んでいく。このアルバムで大きく取り上げられている音楽の要素として、特にフォホーとサンバが挙げられるが、この曲はまさにその両者を絶妙なバランス感覚をもって折衷してみせた名曲中の名曲だ。3曲目「Não Vou Reclamar de Deus」は、同じくリオの新進気鋭のアーティストであるアナ・フランゴ・エレトリコのプロデュース曲。コーラスによってドラマティックに彩られた終盤の高揚感がたまらない。この2曲を聴いただけでも多くの人が心を掴まれるはずだ。
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Lovely Day - Bill Withers & Studio Rio
¥2,950
SOLD OUT
Artist: Bill Withers & Studio Rio Title: Lovely Day Label: Mr. Bongo Fomat: 7" Bill Withersの大名曲「Lovely Day」極上ブラジリアン・ボッサ・カヴァーがついに7inchカット! なんとビル本人のボーカル・トラックを使用。ホーンアレンジなど原曲のオイシイところはしっかり残しつつ、プレチーニョ・ダ・セヒーニャやトルクアート・マリアーノといったブラジルを代表するミュージシャンを迎えて、さらにハッピーなヴァイブスと多幸感をプラスしたサンバに仕上がっています。これぞフロア必携の一枚。大人買い推奨です。Side-Bにはインストを収録。マスタリングはBerman Brothersで安心の音質◎
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Pirarublue - Natacha Fink
¥3,700
Artist: Natacha Fink Title: Pirarublue Label: Sticky Buttons Fomat: 7" アマゾンというキーワードにおける異色作を組み合わせた限定盤7インチがUKのSticky Buttonsよりリリース。 Side-Aには、熱帯雨林で生まれた真のオブスキュア・ブラジリアン・ブルース・レゲエといえる「Pirarublue」を収録。ブラジル北西部を流れるネグロ川のほとりにあり、周囲のアマゾン熱帯雨林を探索する際の主要な出発点であるマナウス出身のNatacha Finkによるこの曲は、1986年にアマゾンの地域音楽を讃えるコンピレーション『NOSSA MUSICA』(中古市場では高値で取引されている)の1曲目を飾るリードトラックとして書かれたもので、彼女のたった1枚限りのリリースとなっている。 Side-Bには、アーティストであり学者でもあるニマラン・ヨガナサンによるフィールド・レコーディング「Unseen Songlines」を収録。ブラジルのアマゾンにある人里離れた村、マモリ湖のサウンドスケープにリスナーを没入させる。ニマランは、鬱蒼とした熱帯雨林やアマゾン川の地下深くから発せられる音の微細な知覚を探求。加工された鳥・カエルのフィールド録音、イルカや魚の水中ハイドロフォン録音が、電子音響のテクスチャーとビートを織り成す。聴き手は、環境全体に隠された音楽の機微に目を凝らすように誘われる。今作の作曲法は、ダブ・ミュージックの伝統に見られる音の断絶、存在、不在、記憶の概念を引き出している。 UKのSticky Buttonsによるこの限定盤7インチは、ブラジルの中心部での生活における人間的な体験と、人間以上の体験を組み合わせたユニークなリスニング体験のために、この2つの異色作を組み合わせたものである。どちらもアマゾン独特のものだが、普遍的な魅力を持っている。